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【Ver1】バックアップ、リストア
バックアップ
Admin Consoleの操作で、手動または定期的に自動でボリュームのスナップショットを作成・削除することができます。スナップショットは、メインサイトとDRサイトのバックアップストレージに格納されます。
スナップショットのデータは、アプリケーションやデータベースの不具合や設備障害によりデータファイルが破損した際のリストアにご利用いただけます。
また、万が一のメインサイトの被災時もデータが保全されます。
※スナップショット実行後、DRサイト側に保存されたスナップショットデータを用いてDRサイト側でリストアすることはできません。スナップショットを作成したメインサイト側が被災した場合、サイトの復旧後、弊社がバックアップサイトのスナップショットからメインサイトのスナップショットの復元作業を実行します。その後、メインサイトにてお客様操作にてリストアが可能となります。
ただし、以下の制約がお客さまシステムの条件に合わない場合は、バックアップ用のNFSサーバを構築するなどして、KCPSのスナップショット機能を用いないバックアップ方法をご検討ください。
KCPS ver1
【ボリュームスナップショット機能の制約】
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- 仮想サーバを停止する必要があります。
- スナップショットが完了するまで仮想サーバの起動はできません。起動するとスナップ取得に失敗します。
※ 100GBのスナップショット取得時間の目安は3時間となります。
※ スナップショットが完了する前に仮想サーバを起動するとスナップショットの取得に失敗します。
- 複数ボリュームの同時処理には対応しておりませんので、複数取得する場合はディスクごとにスナップショットを取得してください。
- 最大8世代までの設定となります。
【スナップショット機能の使用パターン】
スナップショット中の仮想サーバ停止が 調整可能な利用方法の場合 |
スナップショット中の仮想サーバ停止が 調整不可能な利用方法の場合 |
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仮想サーバを停止し、対象ディスクのスナップショットを実行 | KCPSのスナップショット機能は用いず、バックアップ用のNFSサーバをたて、バックアップソフトなどを用いてNFSサーバにバックアップデータを保存。 バックアップ処理の完了後、バックアップ用のNFSサーバを停止し、対象ディスクのスナップショットを実行。 |
注意:ボリュームスナップショット機能をサーバ稼働中に利用する場合は、以下のように、データ領域やバックアップ領域のボリュームとOS起動ボリュームを分けるようにしてください。
【スナップショット機能の使用パターン】
スナップショット中の 仮想サーバ停止が調整可能な 利用方法の場合 |
スナップショット中の仮想サーバ停止が調整不可能な利用方法の場合 | |
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スナップショット取得中の時間帯において、 IO性能の劣化を許容可能なシステムの場合 |
スナップショット取得中の時間帯においても、 IO性能の劣化を許容できないシステムの場合 |
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仮想サーバを停止し、データ領域を含むディスクのスナップショットを実行 |
KCPSのスナップショット機能を用いる場合、以下のようにデータ領域・バックアップ領域とOS起動ボリュームを分けるようにしてください。 OS起動ボリュームは、サーバの構築時やパッチ適用時に、仮想サーバを停止し、手動ナップショットを実行してください。データ領域やバックアップ領域のボリュームは、LinuxのcronやWindowsのタスクスケジューラを用いて、該当のディスクをアンマウントした状態にしてから定期スナップショットを実行。 |
以下の様なNFSサーバをたて、バックアップソフトなどを用いてNFSサーバの追加ボリュームにバックアップデータを保存。LinuxのcronやWindowsのタスクスケジューラを用いて、バックアップデータを保存したボリュームをアンマウントした状態にしてから定期スナップショットを実行。 例:対象ディスクを0:00にアンマウント |
リストア
Admin Consoleの操作で、作成したスナップショットから仮想サーバおよびボリュームのリストアが可能です。
リストアの手順
(1) OS起動ボリュームのスナップショットから新規テンプレートを作成
(2) (1)のテンプレートから新しい仮想サーバを作成
(3) 追加ボリュームを利用していた場合、追加ボリュームのスナップショットから
新規ボリュームを作成
(4) (2)でリストアした仮想サーバに(3)のボリュームをアタッチ
ただし、リストアには以下の制限があります。
KCPS ver1
- スナップショットを作成したサイトでのみリストアが可能です。
- スナップショットを作成したサイト(メインサイト)が被災した場合、サイトの復旧後、弊社がDRサイトからデータの復元作業を実行します。その後、メインサイトにて、リストアが可能となります。