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仕様

提供条件

本オプションは、KCPS ベアメタルサーバーを対象としております。そのため、本オプションのご利用はKCPS ベアメタルサーバーのご契約/ご利用を必須といたします。

前提条件

本オプションで提供いたしますプロバイダーライセンスキーをご取得いただくには、ベアメタルサーバー上に構築するvCenterServerApplianceの情報(※1)をKCPS Admin Console上にご登録いただく必要があります。
そのため、少なくとも1台のvSphere ESXiと、その上にvCenterServerApplianceを作成いただくことを前提条件といたします。
なお、KCPS Admin Consoleにご登録いただくまではvSphere ESXiとvCenterServerApplianceは評価版でのご利用となります。
※1:vCenterServerApplianceのIPアドレス、参照権限を有したユーザー名と該当ユーザーのパスワード

機能種別 項目 ご利用
vSphere vSphere Enterprise Plus 必須
vCenter Server Standard
vSAN VMware Virtual SAN Advanced
ゲストOS Windows Server 2016
Windows Server 2019
Windows Server 2022 (※ESXi 6.5では対象外)
Red Hat Enterprise Linux 8
アプリケーション

拡張ロードバランサー(A10 vThunder 5.2.1)

※ご利用についてはこちらを参照してください。

対象

本オプションで提供の機能がご利用いただけるサーバーメニューは以下のとおりです。
対象外のサーバーメニューにて本オプションをご利用された場合、サポートをお断りさせていただく可能性がございますので、あらかじめご了承ください。

サーバーメニュー vSphere vSAN 仮想サーバーイメージ
i1.Small-8
i3.Small-8
i1.Medium-24
i2.Medium-24
i1.Large-24
i2.Large-24
i2.xLarge-48

提供内容

本オプションをご利用いただくため、以下をKCPS Admin Consoleにてご提供いたします。

提供ファイル

本オプションをご利用いただくために提供いたしますファイルは以下のとおりです。

提供ファイル 提供ファイル ファイル形式
vSphere ESXi インストーラー VMware-VMvisor-Installer-7.0U1-16850804.x86_64.iso iso
vCenterServerAppliance デプロイファイル VMware-VCSA-all-7.0.3-19717403.iso
仮想サーバーイメージファイル ova

ライセンスキー

本オプションで提供いたしますライセンス一覧は以下のとおりです。

機能種別 項目 ライセンス種別
vSphere vSphere Enterprise Plus VCPP
vCenter Server Standard
vSAN VMware Virtual SAN Advanced
ゲストOS Windows Server 2016 SPLA
Windows Server 2019
Windows Server 2022
Red Hat Enterprise Linux 8 CCSP

OS情報

本オプションでインストーラー、仮想サーバーイメージを提供するOSについての情報は以下のとおりです。

OS バージョン エディション bit 言語
vSphere Enterprise Plus 7.0 update 1 64 JP
Windows Server 2016 Standard
Datacenter
2019 Standard
Datacenter
2022 Standard
Datacenter
Red Hat Enterprise Linux 8.0
8.6

ゲストOS設定値

Windows Server 2016/2019/2022
項目 設定内容
言語、キーボードの設定 日本語
時刻と通貨 日本
優先DNS 設定なし
※お客さまにて設定が必要となります。設定方法はこちらをご覧ください。
時刻同期 KDDI管理用ネットワークを通じてNTPサーバ(198.18.0.18, 198.18.0.19, 198.18.0.20, 198.18.0.21)と同期
リモート接続の有効化 有効
Windows ファイアウォール 有効
IN方向のアクセス許可
・RDP(リモートデスクトップ)
・198.18.0.0/24(TCP/UDP/ICMPv4)
OUT方向のアクセス許可
・無し
Windows Update KDDI管理用ネットワークを通じてアップデートサーバー(198.18.0.12)を登録
Microsoft社が提供しているインターネット上のWindows Update サイトをご利用する場合は、お客さまにて設定が必要となります。設定方法はこちらをご覧ください。
ライセンス認証 KDDI管理用ネットワークを通じてKDDI提供の認証サーバーを登録
Red Hat Enterprise Linux 8
項目 設定内容
言語、キーボードの設定 日本語
タイムゾーン アジア / 東京
パーティション /boot:1024MiB, /swap:3908MiB, /home:1024MiB, /:残りすべて
時刻同期 KDDI管理用ネットワークを通じてNTPサーバ(198.18.0.18, 198.18.0.19, 198.18.0.20, 198.18.0.21)と同期
ファイアウォール 有効
IN方向のアクセス許可
・198.18.0.0/24(TCP/UDP)
OUT方向のアクセス許可
・無し
SeLinux Permissive
パッケージアップデート
(Red Hatのみhosts設定)
KDDI管理用ネットワークを通じてアップデートサーバー(198.18.0.1)を参照

監視・運用について

サポート範囲

本オプションにおけるサポート範囲は以下のとおりです。

  お問い合わせ内容
製品仕様 デプロイ方法 初回ログイン 初期設定 ライセンス認証 不具合問い合わせ(※4)
VMware vSphere ○※2 ○※3
vSAN
仮想サーバーイメージ Windows Server ※5 × ×
Red Hat Enterprise Linux
持ち込みOS × × × × × ×

※2:提供いたしますvSphereESXiインストーラーおよびvCenterServerApplianceデプロイファイルのご使用に関する内容が対象といたします。
※3:vSphereESXiおよびvCenterServerApplianceのみ対象といたします。
※4:製品仕様および本オプション仕様に関わる不具合が対象といたします。お客さま環境起因の不具合に関しましてはサポートをお断りさせていただく可能性がございます。
※5:
Windows Serverに関する製品サポートが必要な場合は、お客さまにて別途Microsoft社の有償サポートサービスのご契約をいただく必要があります。

サポート対象のバージョン

本オプションでサポートする製品/機能のバージョンは以下のとおりです。

機能種別 項目 製品/機能 バージョン
vSphere vSphere Enterprise Plus VMware vSphere Hypervisor (ESXi) 7.0 update 1
vCenter Server Standard VMware vCenter Server 7.0 update 3
vSAN VMware Virtual SAN Advanced VMware Virtual SAN Advanced 7.0
ゲストOS Windows Server 2016 Windows Server 2016
Windows Server 2019 2019
Windows Server 2022 2022
Red Hat Enterprise Linux 8 Red Hat Enterprise Linux 8.0
8.6

プロダクトライフサイクルポリシー

本オプションについて、End of Life情報を開示します。
End of Lifeは対象の製品ベンダーのサポート期限に応じ決定いたします。
そのため、製品ベンダーのサポート期限の変更などを起因として本オプションのEnd of lifeもお客さまへの事前通知なく変更させていただく可能性がございますこと、あらかじめご了承ください。

機能種別 項目 バージョン End of Life
(※5)
対応するベンダーサポート
vSphere vSphere Enterprise Plus 7.0 2027/04 END OF TECHNICAL GUIDANCE
vCenter Server Standard 7.0 2027/04
vSAN VMware Virtual SAN Advanced 7.0 2027/04
ゲストOS Windows Server 2016 2016 2027/01 延長サポート
Windows Server 2019 2019 2029/01
Windows Server 2022 2022 2031/10
Red Hat Enterprise Linux 8 8.0 2029/05 End of Maintenance Support 2 (Product retirement)
8.6

※5:2024年1月現在の情報です。最新の情報は各社のウェブサイトよりご確認ください。

ご利用について

ご利用条件

本オプションのご利用にはいくつか提供条件がございます。
詳しくは本ページ内の”提供条件”をご参照ください。

ご利用のお申込み

本オプションのお申込みは、KCPS Admin Consoleにて必要情報のご登録をもってお申込みいただいたものとさせていただきます。

ご利用の注意事項

構成

  • ネットワーク

本オプションのご利用のため、構築いただくvCenterServerApplianceはBM Monitoringセグメントへの所属を必須といたします。
また、本オプションで提供いたします仮想サーバーイメージのプロバイダーライセンスご利用のため、対象の仮想サーバーもBM Monitoringセグメントへの所属を必須といたします。

  • DNS

vCenter構築時のVMware推奨条件として、DNSサーバーへのvCenterServerおよびvSphere ESXiホストの名前解決がございます。
DNS機能の提供はございませんので、KCPS 仮想サーバーやベアメタルサーバー上にDNSサーバーを構築いただくことをおすすめいたします。

  • vCenterServerApplianceへの接続について

vCenterServerApplianceは製品仕様上、単一のネットワークにしか所属することができません。
本オプションご利用時はBM Monitoringセグメントへの所属が必須となりますため、お客さま環境からvCenterのWebConsoleアクセスのためBM Monitoringセグメントに接続可能な踏み台サーバーをご用意ください。

  • パッチ

製品パッチの提供に関しましては、以下のとおりの対応とさせていただきます。
なお、パッチ適用は“仕様-監視・運用について-サポート対象のバージョン”となるようご注意ください。(※5)

機能種別 項目 提供 説明
vSphere vSphere ESXi × VMware社製品のパッチに関しまして、基本的にはKDDIからご提供いたしません。
vCenterServerAppliance 必要に応じ、お客さまにてVMware社のウェブサイト(MyVMwareアカウントの登録が必要です)よりダウンロードください。
vSAN VMware Virtual SAN Advanced
ゲストOS Windows Server 2016 ○※6 KCPSでご提供しておりますWSUSサーバーより更新プログラムをご取得いただけます。
Windows Server 2019
Windows Server 2022
Red Hat Enterprise Linux 8 ○※7 KCPSでご提供しておりますRHUIサーバーをご利用いただきアップデートが可能です。

※5:サポート対象のバージョン外となるパッチ適用およびアップデートをご実施の場合はサポート対象外となる可能性がございます。
※6:本内容は提供有無の情報記載であり、記載の内容のご利用を強制するものではございません。お客さまでWSUSサーバーを構築いただくことやMicrosoft社のアップデートサーバーのご利用を制限いたしませんので、お客さま責任でご判断ください。
※7:本内容は提供有無の情報記載であり、記載の内容のご利用を強制するものではございません。お客さまでRHUIサーバーを構築いただくことや、一般公開されているリポジトリサーバーのご利用を制限いたしませんので、お客さま責任でご判断ください。

バックアップ

本サービスでは、バックアップ機能の提供はございません。KDDIではバックアップ取得を含め、いかなるデータ保障も行いません。

制約事項

  • vCenterServer構成

分散管理を目的として、複数台のvCenterServerApplianceを構築いただくことは禁止事項といたします。以下の場合に限り、複数台のvCenterServerApplianceを構築いただけます。
①HAを目的とした冗長構成の場合は複数台のvCenterServerApplianceを構築いただけます。
②東西サイトを同時ご利用時は、東サイト・西サイトそれぞれにvCenterServerApplianceを構築いただけます。その場合、それぞれのvCenter情報をKCPS Admin Consoleにご登録いただく必要がございます。
なお、ご登録いただいたvCenterServerApplianceに対して、ライセンス管理のため情報取得を行いますが、取得不可となった場合にはKDDIよりご連絡させていただきますので、あらかじめご了承ください。

  • vCenterServerのIP変更

KCPS Admin ConsoleにvCenterServerのIPアドレスをご登録後のvCenterServerのIPアドレス変更は禁止事項といたします。ご登録後にvCenteServerのIPアドレスの変更をする場合は、vCenterServerの再作成を実施し、KCPS Admin ConsoleからIPアドレスの変更を申請ください。
※変更前のIPでvCenterServerが残存している場合、あるいは変更後のIPでvCenterServerが作成されていない場合は、変更に失敗してしまうのでご注意ください。

  • vCenterServerの削除/停止

本オプションのご利用はvCenterServerApplianceのご利用を必須といたしますため、vCenterServerApplianceの削除は禁止事項といたします。
また、vCenterServerの長時間停止も禁止事項といたします。連続停止が72時間を超過した場合はKDDIよりご連絡させていただきますので、あらかじめご了承ください。
なおKDDIからのvCenterServerの起動要求にお応えいただけない場合、サービス提供を中止させていただく可能性がございます。

  • 提供OVAから作成の仮想マシン構成の一部変更禁止

本オプションでご利用いただけますOVAファイルから作成いただいた仮想サーバーの構成情報の「説明」(Notes)欄の変更は禁止事項といたします。変更された場合にはKDDIよりご連絡させていただきますので、あらかじめご了承ください。

  • 提供OVAで作成した仮想マシンのOS再インストールの禁止

本オプションで提供いたします仮想サーバーイメージをご利用の場合、対象の仮想サーバーに対してOSの再インストールの実施は禁止事項といたします。再インストールを実行しご利用継続された場合はご利用いただいた仮想サーバーイメージのOS利用料が継続発生いたしますので、ご注意ください。また、その場合の減免やご利用料の返金の対応は応じかねますことあらかじめご了承ください。

  • ご利用サーバー数の制限

本オプションでご利用いただくベアメタルサーバーおよびESXiホスト上のvCenterサーバーと、プロバイダーライセンスをご利用の仮想サーバーはBM Monitoringセグメント所属が必須のため、BM MonitoringセグメントのIPアドレス数がご利用サーバー数の上限となります。
BM Monitoringセグメントでご利用可能なIPアドレスは第4オクテットが11~249(※8)の239アドレスのため、239台です。
※8:1~10はKCPS 仮想サーバー用のため、ベアメタルサーバーおよびベアメタルサーバー上の仮想サーバーではご利用いただけません。

  • 参照権限を有したユーザーのパスワードに関する注意

前提条件に記載のユーザーのパスワード有効期限が切れた場合、ライセンス管理のための情報が取得不可となります。操作手順に従い、パスワードポリシーを無期限に設定いただくようお願いいたします。なお、システムポリシーとしてパスワード無期限が許容いただけない場合は、定期的なパスワード変更(vCSA上とKCPS Admin Console上のそれぞれでのご実施が必要となります)のご実施をお願いいたします。

サービス

2024/03/15 2024/03/15