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KCPSウイルスチェックオプション「SEP 14.3 MP1」及び「SEP 14.3 RU1 MP1」のアップグレードについて
平素は、KDDIクラウドプラットフォームサービス(以下、KCPS)をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
ウイルスチェックオプション「Symantec Endpoint Protection(以下、SEP)」をご利用のお客さまにつきまして、「14.3 MP1」及び「14.3 RU1 MP1」のバージョンは、2025年12月31日をもってサポート終了するため、
ソフトウェアのアップグレードについてご案内いたします。
なお、サポート終了後もKCPS上でSEPのご利用を制限することはございませんが、サポートとセキュリティ更新を
受けられなくなります。
※SEPアップグレードに必要なインストーラーのダウンロードパスワードについては、対象のお客さまへ、
個別でメールにてご連絡いたします。
メールが確認できない場合は、クラウド運用窓口へご連絡ください。
1.対象のお客さま
-
ウイルスチェックありのKCPS標準テンプレートを用いて構築した仮想サーバーをご利用で、
SEPバージョンが「14.3 MP1」及び「14.3 RU1 MP1」のお客さま・Windows Server 2016/2019 : SEP 14.3 RU1 MP1
・RedHat Enterprise Linux(RHEL) : SEP 14.3 MP1※Windows Server 2022のKDDI標準テンプレートで作成された仮想サーバーは
SEPアップグレードの対象外です。
※SEPバージョンの確認方法は、アップグレード手順書をご確認ください。
2.作業の流れ
- 作業の失敗などによるサーバの動作不具合、およびデータの損失に備えるために、
作業実施前に巻き戻し可能なVMスナップショットの取得や、ボリュームスナップショット
によるデータの保全をお願いいたします。 -
アップグレード作業については、こちらの手順書の内容をご確認の上、作業を実施いただきますよう、
お願いいたします。
3.ご注意事項
- Windows Server OSをご利用の場合、SEPアンインストール後、インストール後の計2回、仮想サーバーの再起動が発生します。
- SEPアップグレードに伴い、Windows/RHEL共に更新プログラム適用が必要な場合があります。
※Windowsの更新プログラム適用時に仮想サーバーの再起動が必要な場合があります。
※RHELをご利用の場合は、SEPアップグレード及び更新プログラム適用に伴うサービス影響はありません。 - SEPアップグレード実施時は、対象のKCPSバージョン(1 or 2)及びOS(Windows or RHEL)に合ったインストーラーでインストールをお願いいたします。サポート対象外のKCPSバージョン及びOSにインストールされた場合の責任は負いかねます。
- アップグレード後の仮想サーバーの動作不安定などが生じた場合は、可能であればログなどを採取の上、
アップグレード前に切り戻してから故障窓口にお問い合わせください。
※故障窓口にてSEPの提供元であるBroadcom社への調査依頼を代行しておりますが、海外ベンダーとなるため、
調査結果の回答までお時間を要する場合がございます。
なお、作業の失敗等によるサーバの動作不具合、およびデータの損失に備えるために、作業実施前に、
お客さまご自身において、バックアップの取得をしていただくよう、お願いいたします。 - SEPアップグレードすることで、お客さまで個別に設定していたSEP関連の設定が初期化されます。
- SEP新バージョンでは、OSがRHELの場合、お客さま側でsymcfgコマンドを用いて検索除外ディレクトリ※
の設定を行うことができません。(Windows OSはお客さまにて検索除外ディレクトリの設定可能です)
設定追加/削除が必要な場合は、申込書の提出が必要となりますので、
KDDI法人営業担当者までお問い合わせください。
※検索除外ディレクトリとは、SEP誤検知しないように検知除外するフォルダを設定する機能になります。 - お客さまが過去に作成したテンプレートやスナップショットについて、SEPバージョンが古いため、
再取得をご検討ください。 - 本お知らせよりも以前からVMスナップショットが取得し続けられている状態のお客さまは、本件の作業直前時点に戻れるよう、一度VMスナップショットの削除を実施してから、再度取得を開始してください。
また、VMスナップショットは、24時間以上取得し続けたデータの整合性が保証できません。
必ずVMスナップショット取得開始から24時間以内で削除、または切り戻しのご判断をお願いいたします。
4.SEP新バージョンについて
- SEP新バージョンを組み込んだOSテンプレートについては、2025年10月2日のリリース予定となります。
・Windows Server : SEP 14.3 RU10
・RHEL : SEP 14.3 RU9 - 既存SEPバージョンとの機能の差分については、以下Broadcom社の掲載内容をご確認ください。
https://techdocs.broadcom.com/jp/ja/symantec-security-software/endpoint-security-and-management/endpoint-protection/all/release-notes/system-requirements-for-v53308029-d69e1453.html - RHELにおいて、コマンドやSEPが出力する各種ログファイルの出力先、ファイル名が変更となります。
内容につきましては、こちらのユーザマニュアルをご参照ください。
今後もお客さまに寄り添った、クラウドサービスを目指して機能拡充を進めてまいります。
引き続きKCPSをご愛顧賜りますようよろしくお願いいたします。