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冗長構成の構築

概要

2台の仮想サーバにインストールした拡張ロードバランサーをクラスター化することで論理的に1台として動作させることができます。
クラスター化を行うことで、片方の仮想サーバが停止した場合にも2台目のロードバランサーによりサービスを継続することが可能です。

  • ライセンス登録してあるvThunder2台での冗長構成の設定を投入します
  • 冗長を組むvThunder間で設定情報の同期を行います

 

■冗長構成の設定投入

「System」→「VRRP-A」→「Settings」→「Global」を選択し、VRRP-Aグローバル画面で必要な情報を入力します。a10_5cluster1

※タイムアウトについての設定値はKCPSで使用する推奨値として、下記の値に設定してください。

 Hello Interval:50

 Dead Timer:6

※デバイス IDは冗長化するvThunderそれぞれで違う値を設定するようにしてください。

 

次に「System」→「VRRP-A」→「Settings」→「Vrid」画面でCreateボタンをクリックし、VRID、フローティングIPアドレス、プライオリティ値の項目を設定し、画面下部のUpdateボタンをクリックします。a10_5cluster2

※フローティングIPアドレスは冗長化するvThunderで同じIPアドレスに設定してください。

※プライオリティ値は冗長化するvThunderでそれぞれ違う値に設定してください。

 

切り替わりの契機にしたい情報は「System」→「VRRP-A」→「Failover Policy Template」
画面で設定してください。a10_5cluster3

設定変更後は画面右上の保存ボタン(フロッピーマーク)をクリックしてください。

 

■設定情報の同期

1台で設定しているコンフィグ情報をもう1台のvThunderに同期させます。
「System」→「Settings」→「Sync Settings」を選択し、同期操作画面で必要な情報を入力し、OKボタンをクリックします。

※入力する情報はペア機側の情報となります。a10_5cluster4

 

■冗長構成の設定投入

ペア機側のvThunderの冗長構成の設定投入を行います。

※コンフィグ同期してもホスト名とVRRP-Aの一部の情報は同期しません。同期先のvThunderでも設定をしてください。

GUI画面の右上のマークにマウスカーソルを合わせVRRP-Aの状態を確認します。a10_5cluster5

※VRRP-Aが未構成の場合は下記画面のように「vrrp-a not enabled」と表示されます。a10_5cluster6

設定変更後は画面右上の保存ボタン(フロッピーマーク)をクリックしてください。

操作方法

2024/09/15 2024/09/15