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負荷分散

概要

vThunderで負荷分散をするための設定をします。

    • vThunderの基本設定をします
    • サーバを作成します
    • サービスグループを作成します
    • バーチャルグループを作成します

vThunder_slb3WordImage

サーバ
  • 実際にサービスを提供するバックエンドサーバの定義となります。
  • 各バックエンドサーバのIPアドレスと、サービスを行うポート番号を入力します。
サービスグループ
  • 実際にサービスを提供するバックエンドサーバのIPアドレス/ポート番号を、論理的に束ねて管理するグループです。サービスグループはバーチャルサーバに割り当ててるように設定し、バーチャルサーバがクライアントから受信したリクエストは、サービスグループに属するバックエンドサーバに対し(設定した負荷分散方式により)送信されます。
  • また、バーチャルサーバは負荷分散のほか、バックエンドサーバの死活監視(ヘルスモニタリング)、セッション・パーシステンスなどの設定を行うことが可能です。
バーチャルサーバ
  • クライアントからのリクエストを受信するIPアドレス/ポート番号を管理するグループです。
  • サービスグループが管理する、バックエンドサーバ群のフロントエンドとして位置付けられます。
  • バーチャルサーバのIPアドレスは、仮想IPアドレスとして新たに用意して使用します。
  • バーチャルサーバで使用するIPアドレスについては、KCPSポータルサイト上でセカンダリIPアドレスとしてあらかじめ確保しておく必要があります。

基本設定

最初にvThunderのホスト名と時刻の設定をします。

<ホスト名の設定>
「コンフィグ」→「ネットワーク」→「DNSサーバ」を選択し、DNSサーバ設定画面を表示します。
ホスト名の欄に設定したいホスト名情報を入力し、OKボタンをクリックします。

vThunder-hostname1

<時刻の設定>
「コンフィグ」→「システム」→「設定」→「時刻」を選択し、必要な情報を入力します。
NTPサーバを使用しない場合でも、時刻とタイムゾーン、夏時間の設定の無効化の設定を実施します。

vThunder-ntp1

設定変更後は画面右上の保存ボタンをクリックしてください。

サーバ作成

アクセス先となるバックエンドサーバの情報を設定します。
「コンフィグ」→「SLB」→「サービス」→「サーバ」を選択し、追加ボタンをクリックし、必要な情報を入力します。
vThunder-server1

ポート情報は、通信するポートの情報を入力し、追加ボタンをクリックします。

vThunder-server3

最後にOKボタンをクリックします。

※アクセス先のサーバ台数分だけ、上記のサーバ情報を追加してください。

サービスグループ作成

「コンフィグ」→「SLB」→「サービスグループ」を選択し、追加ボタンをクリックし、必要な情報を入力します。

vThunder-SGroup3

画面下部のサーバの部分は、サーバとポートを入力し、追加ボタンをクリックします。
※該当のサービスに所属させるサーバをすべて追加します。

vThunder-SGroup1

バーチャルサーバ作成

「コンフィグ」→「SLB」→「バーチャルサーバ」を選択し、新規作成ボタンをクリックし、必要な情報を入力します。

  • IPアドレス or CIDR Subnetの箇所には、あらかじめKCPSで確保しているセカンダリーIPアドレスの情報を入力します

vThunder-VS1

画面下部のポートの追加ボタンをクリックし、必要なポート情報を入力し、OKボタンをクリックします。
※通信するすべてのポートを入力してください。

vThunder-VS2

最後にバーチャルサーバ画面の下部にあるOKボタンをクリックします。

設定変更後は画面右上の保存ボタンをクリックしてください。

操作方法

2024/09/15 2024/09/15